No.5  ハイ、チーズ?

 

 

立て続けに、写真を撮るコツを聞かれる機会があったので、ちょっとだけカメラのお話を。

  

 

私は、旅行の時は一眼レフを持っていくけれど、普段のお散歩やちょっとしたおでかけでも、いつでもコンパクトカメラはポッケにイン。

  

だって、今この一瞬は今しかないから。

 

明日にはそのお花はしぼんでいるかもしれないし、

お日様は1時間後には雲に隠れているかもしれない、

犬だってその顔は今だけの気持ちだから。

 

その時々の感動をとっておきたくて、持ち歩いています。

  

 

写真を撮ろう!と思ってカメラを持ち出しても、そんな瞬間には出会えないんですよね。

  

  

ではでは、犬写真は?

私の秘策は、ずばり、

  

 

立ち止まらないこと!

ファインダーをのぞかないこと!

 

 

  

犬は、基本的にカメラが好きじゃないから。

 

中にはカメラに慣れていなくて、カメラをむけられるだけで怖いと思ってしまう子もいます。

うちの犬の場合は、怖くはないけれど、私がカメラを構えた途端、つまらなそうな顔に変わります。

  

だって、ファインダーをのぞいている時は、自分のこと見てくれていないから。

  

いっしょに楽しく歩いていたのに、突然立ち止まったら、なんで?と思うだろうし、

時々顔を見合わせて楽しく歩いていたのに、カメラをいじりだしたら、じゃあ自分も勝手にしよ、と思うだろうし、

やっぱり自分のことだけを見ていてくれる方がうれしいに決まっています。

  

カメラを構えた時に、いい顔は撮れないのです。。

  

  

  

だからお散歩中は、ファイダーをのぞかずに、適当な位置にカメラを構えてシャッターを押してみる。

  

そしたら、よそいきの顔じゃなくて、普段私を見ているまんまの犬の表情が撮れました。

  

 

しょっちゅうピンぼけするし、手ブレもするけどね。  

最初は、地面しか写ってなかったりしたけれど、慣れてくればそれなりに。笑

上の写真も、犬は半欠け、ピントも露出もひどいけれど、自然な犬の表情が撮れたらそれでいいんです。

   

 

「はい、ちーず!」って言われても、犬は作り笑顔はいたしません。  

きれいなポートレートよりも、私はこっちの方が好き♪

 

 

Jun, 2011

 

 

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