No.72 しつけ?トレーニング?
久しぶりに、夢の中でレッスンをしていました。
そして、大切なことをお伝えしようと真顔になった瞬間に目が覚め…
今日はそんな夢の続きのお話です。笑
夢に出てきたその方は、とってもとっても上手に犬をしつけられていました。
こんなこともできます、あんなこともできます、と。
でも、何かが違う。
しつけ、トレーニング、レッスン、便宜上つい私もそう呼んでしまうけれど、
いつも心の中では違和感がある。
アイコンタクトを誘導されて教わった時、犬は心の中では何を考えているのだろう。
本当にそれは「人」に注目しているのだろうか。
頭の中では、おやつのことを考えていないかな?
ごほうび、はもちろん大切な概念だけど(私ももちろん使います)、
そんなものがない時も犬たちは自発的に行動し、私たちに合わせてくれること、忘れてないかな。
その「トレーニング」は、そんな犬たちが本来持つスキルの邪魔をしていないだろうか?
夢の中のご家族に足りなかったものは、「コミュニケーション」でした。
コミュニケーションは、会話のキャッチボール。
愛犬に何かを求める前に、愛犬の気持ちを受け取めているかな。
愛犬がNOと伝えてきた時、「できないこと」を愛犬のせいにしていないだろうか?
どうしたらYESの気持ちになるか、私たちからサポートできていただろうか?
だってさ、シンプルに考えなくちゃね。
本人にやる気がなければ、どんなに褒めたって怒ったってやるはずがない。
「やる気」は、目の前の何かに釣られるようなものではなく、
やりたくて仕方ない!という気持ちのはずだよね。
と書くと、そのやる気をどうやって作るの??とドツボにハマる方もいるかもだけど、
多分ね、本気で向き合うこととなんだと思うの。
一方的に「教えよう」とやっきになっている時は、大概伝わっていない(か、気持ちがすれ違っている、かな。)
これ、すごいね!!と夢中になっている人には、犬たちも自然と目が向くし、
本気で思っていることは態度に出ているから、ボディランゲージで会話している犬たちには何も言わずともすぐわかる。(怒っている時なんかは、特に!)
そんな、一見精神論になってしまいがちなことを紐解いて、具体的に私たちはどうしたらよいのか、お伝えし続けているNATURAL DOGのレッスンです。
もっとうまく言葉にできる能力がほしい〜〜〜と思いつつも、やっぱり人も犬も十人(犬)十色。
その時々で違うからこそ、ここでは文章にしづらいこと、ご理解くださいませ。
今年も犬たちとの「コミュニケーション」を追い求め、
犬たちが自然と目を向けてくれるような魅力的な人でいられるよう、
精進し続けたいと思います。
1月も半ばになって今更ですが、2023年もどうぞよろしくお願いいたします!
Jan, 2023
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